きのこマイスター・コラム(最新コラム)

第5回 健康サービスフォーラム

 相変わらず時間が勢い良く過ぎています。慌ただしく時間が過ぎていくという事は、一般的にはあまり良い
事の様には言われませんが、稀少キノコの成長を見守るという事に関してはどちらかと言えばその逆、もっと
早く時間が流れてくれないかと思ってしまう事さえあります。特に今、栽培に取り組んでいるヤマブシタケには、
それを強く感じています。
 
 そんな慌ただしい毎日の中、熊本県の健康サービス
健康サービスフォーラム
産業協議会の通常総会が行われ、総会の第二部健、
康サービスフォーラムにおいて講演を行うよう依頼を
いただきました。今年の初めから本格的な取り組みを
始めた五木村との連携が注目を集めているらしく、
「健康的な地域資源を活用した連携と新しい健康市場 
の創造」というのが依頼された講演のテーマとなっています。 
 
 五木村との取り組みはまだ始まったばかりではありますが、4月に発売された「鹿角霊芝クッキーどぎゃん」も
健康サービスフォーラム
好調な滑り出しを見せ、確かな手応えを感じています
これからしっかりと実を結んでいかなければならな
い大切なテーマとなっています。しかし、今回、健康
サービスフォーラムという場を借りてメッセージを発す
る事ができるのであれば、一地域の限られた事案を
紹介するのに留まるのではなく、キノコという素材が
いかに食生活を豊かにして健康を確保し、キノコの
普及を通してどの様な未来を描く事ができるのか。キノコに秘められた無限大の可能性が閉塞感に苛まれて
いる地域、経済、ひいては社会を活性化していく事ができるのか、そんな話をさせていただきたいと考えました。
その事を主催者側に告げると、快く内容のウエイトを地域振興事例紹介からキノコの未来に関するもの、私が
ライフワークとして取り組んでいるマイコファジストの普及に関するものに重きを置く事に承諾をいただきました。

 当日、会場は全ての席が埋まる程の多くの方に
健康サービスフォーラム
ご出席をいただき、長く不況が続く中でも健康に関
しては、高い関心が維持されている事が伺えます。
今回のフォーラムで設定された講演時間は2人の
講演者で1時間となっており、もう一人の講演者が
日経ヘルス誌の藤井編集長である事を考えると、
できるだけ私の時間を短めに設定してより多くの情
報をお持ちの藤井編集長に時間を使っていただきたいと考えました。キノコの魅力や将来性、これから
取り組むべきテーマ、そしてマイコファジストというライフスタイルの提案、それらを簡潔にまとめ限られた
時間内で的確に伝える、実はそれが最も難しい事の様に思えます。

 いつも講演を行う度に感じるのですが、キノコについて全てを伝えたいと思い、綿密に資料をまとめて講演に
臨んでいても必ず話を終えた後に伝えきれなかったものを感じてしまいます。それだけキノコは奥が深く、魅力
に溢れた素材だと言えるのです。今回のフォーラムでは産、学、官、それぞれの分野から幅広くご出席いただ
いているとの事でしたが、特に大学の先生方の姿が多かった様に思えます。私の話がきっかけとなって、一人
でも多くの研究者の方の目がキノコに向けられ、キノコの新たな世界が広がっていく事を願いながら、突然の
大役を無事に終える事ができました。

2009年7月4日


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